Unreal Engineよりリアルなデジタルヒューマンを短時間で生成することが可能な技術、MetaHuman Creatorの情報が解禁されました。
MetaHuman Creatorとは
これまで、優秀なアーティストにより数ヶ月かけて生成されていたものを約一時間で作り上げてしまうという凄まじい機能を持ち合わせています。まるで、ゲームのキャラクターを作るかのように簡単に様々なバリエーションを生成することが可能。
また、だれでも完全にリギングされ、髪や服を簡単にカスタムできるデジタルヒューマンを短時間で生成可能です。
動画の最後にあるように、今年中に正式版がリリースされるようです。いまから待ち遠しいですね!
Sampleが利用可能
最先端の技術をさっそく使用してみたい方は、Unreal EngineのHPからさっそくダウンロードすることが可能です。(MetaHuman)
こちらのSampleには、MetaHuman Creator で生成された2体のデジタルヒューマンが入っており、すでにリギングされ、アニメーションやモーション キャプチャーの準備が整っている状態です。
構造やMaterialも見れるようなので、今後Unreal Engineでリアルな人間を表現していきたい人にとてもよい教材になると思います!
終わりに
CG業界では毎年想像もできないような技術革新が行われています。
今回リリースされたこちらの技術で、スキャンを使用せず、コストのかかる人型モデルの大量制作のハードルはかなり下がりました。これは開発のコストが下がり、ゲーム作りに追い風が吹いたとも言えます。反対に以前から作っていたデザイナーは、必要なくなるような将来が来るかもしれませんね。
そんな日を想定して、単純デザイナーになるのではく自身の作家性や基礎となる観察眼を磨き、この業界で生き残っていかねばと強く思いました。